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学長メッセージ


長野発、世界へ向け漕ぎ出す、 たくましい若きリーダーを育てていきたい。 金田一 真澄 学長

リーダーとは何か。グループの先頭に立つ人、周囲の意見を聞いてまとめる人など、リーダーと一言でいっても様々なリーダーがいます。では、リーダーになるためにはどんな教育が必要なのでしょうか。
一つ目は、“若い時に世界を見ること”。日本との違いや海外の情勢を知ることがとても大切です。
二つ目は、“地域のボランティア活動に積極的に貢献すること”。自ら率先して参加することで達成感や充実感、感動が生まれます。
三つ目は、“すばらしい仲間をつくること”。本学の特長でもある「1年次全寮制」は、多様な価値観をもつ仲間たちと1年間生活をともにすることで、相手のことを理解し、思いやりの心が育まれます。寮での経験は、皆さんが社会に出てリーダーとなったとき、チームの仲間と同じ夢に向かって、統率力を発揮できると期待しています。
四つ目は、“長野の良さを知ること”です。グローバルな人間をめざすには、長野や日本の良さを理解しておく必要があります。長野県にはすばらしい魅力がたくさんあるということを知り、世界に発信できる人になってほしいと願います。
近い将来、時代が変わり“地方の時代”が来るのではないかと考えます。一極集中の首都圏の暮らしは便利ですが、今は仕事も会話もリモートで行える時代へと急速に変化しています。これからは一極集中型ではなく、分散型の日本にならなければいけないと私は思います。もはや都会や海外で仕事をすることだけがグローバルではないのです。“学は信州にあり”日本の良さが感じられるこの長野県のような自然に恵まれた中での教育こそが、これからの時代にふさわしいのではないでしょうか。
本学には、共同生活の中で社会性を身につける「1年次全寮制」、自分が何をやりたいかを考え、将来像を明確にする「発信力ゼミ」、「象山学」、国際舞台で活躍するためにグローバルな視点を養う「英語集中プログラム」、「海外プログラム」といった学びの場を設けています。ぜひ、同じ志をもつ仲間たちとともに学び合う楽しさを味わってください。専門知識を学び、グローバルな視野をもったプロフェッショナルなリーダーが、まさにこのVUCA(ブーカ=将来の予測ができない状況)の時代を生き抜く力となることを信じています。

学長プロフィール

金田一 真澄(きんだいち ますみ)

1949年生まれ
東京都出身
専門:ロシア語、言語学

■学歴
1971年 早稲田大学理工学部 卒業
1976年 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程 修了
1988年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程 修了
1991年 文学博士(東京大学)

■職歴
1991~96年 慶應義塾大学理工学部 助教授
1996~2014年 慶應義塾大学理工学部 教授
2014~現在 慶應義塾大学 名誉教授

■大学職歴
2001~03年 慶應義塾大学理工学部 日吉主任
2005~07年 慶應義塾大学外国語教育研究センター 所長
2009~11年 日吉カリキュラム検討委員会 委員長
2009~13年 慶應義塾大学 日吉主任代表

■著書
1996年 『ロシア語時制論』三省堂 他

■辞書編纂
1992年 『岩波ロシア語辞典』岩波書店 他

■他の仕事
2003~07年 NHKロシア語会話担当(テレビ) 他

■受賞歴
1994年 第3回木村彰一賞

文学博士(東京大学)。慶應義塾大学において、ロシア語教育を担当。9,000人に及ぶ同大の日吉キャンパスのカリキュラム策定の責任者やキャンパス全体の総責任者を務め、教育内容の充実とともに4学期制など、新しい教育方法を積極的に導入。